朱円竪穴住居跡群
海岸砂丘上にあり、カシワやイタヤカエデ、トドマツなどからなる森の中におびただしい数の窪んだ住居跡が見られることにより「朱円千穴」と呼ばれ親しまれてきた。住居跡の形態から、この砂丘には数千年にわたる縄文文化中期から続縄文文化期、それに続く擦文・オホーツク文化期の様々な人々が住み続けたと考えられている。竪穴住居跡群は700基以上あるといわれているが、現在測量調査が終えているのは300基余りである。
名称 | 朱円竪穴住居跡群 しゅえんたてあなじゅうきょしぐん |
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種別 | 史跡 |
指定 | 1967(昭和42)年6月22日 |
場所 | 朱円国有林内 |
所有者 | 農林水産省(管理団体は斜里町) |
面積 | 24.2 ha |
主な交通機関
JR知床斜里駅より自転車30分またはJR知床斜里駅より斜里バス「ウトロ温泉」方面行きに乗車、「朱円郵便局前」バス停で下車、徒歩30分。途中で川を横切りますが橋がなく、一般公開はしていません。
参考
- 特別展図録
- 第2回特別展図録「オクシベツ川流域の先史文化」