しれとこライブラリー

知床半島をフィールドに活躍する研究者による最新の情報を、カラー写真や図表を多数用いてわかりやすく紹介します。全10巻、A5判、1,980円(税込)。「しれとこライブラリー」シリーズは、知床博物館監修、北海道新聞社発行の一般書籍ですが、発売から時間が経過し絶版となっています。斜里町立知床博物館協力会(館内ミュージアムショップ)では販売はしておりませんのでご容赦ください。

第10巻「知床の自然保護」

2010年発行、北海道新聞社、231 pp、1,980円、ISBN 978-4-89453-576-3

目次

  • 鳥類の保護
    • 「海鳥の現状と課題」福田 佳弘(知床海鳥研究会代表)
    • コラム「油に汚染された海鳥の大量漂着」中川 元(斜里町立知床博物館館長)
    • 「シマフクロウの現状と課題」竹中 健(シマフクロウ環境研究会代表)
    • 「越冬するオジロワシとオオワシの現状と課題」白木 彩子(東京農業大学講師)
    • 「オオワシの現状と課題」中川 元
    • コラム「エゾシカの増加と陸鳥類」松田 光輝(知床ネイチャーオフィス代表取締役)
  • 陸生ほ乳類の保護
    • 「エゾシカの現状と課題」宇野 裕之(北海道環境科学研究センター研究主幹)
    • 「ヒグマの現状と課題」増田 泰(知床財団主任研究員)
    • 「中小ほ乳類の現状と課題」村上 隆広(斜里町立知床博物館学芸員)
    • 「コウモリ類の現状と課題」近藤 憲久(根室市歴史と自然の資料館学芸員)
  • 海生ほ乳類の保護
    • 「海生ほ乳類の現状と課題」宇仁 義和(東京農業大学准教授)
  • 植物の保護
    • 「植物の現状と課題」石川 幸男(専修大学北海道短期大学教授)
  • 知床保護の歩み
    • 「知床の歩み—開拓地から保護地域へ」中川 元
    • 「知床百平方メートル運動の歩み」関根 郁雄(前斜里町副町長)
    • 「知床・自然と人の歴史年表」中川 元
    • 「エコツーリズムと知床の未来」中川 元

第9巻「知床の考古」

2009年発行、北海道新聞社、239 pp、1,980円、ISBN 978-4-89453-496-4

目次

  • 知床の考古学
    • 「知床の概要」宇田川 洋(東京大学名誉教授)
  • 旧石器文化
    • 「旧石器時代の知床」米村 衛(網走市立郷土博物館館長)
  • 縄文文化
    • 「縄文早期」豊原 熙司(文化財サポート有限会社)
    • 「縄文早期の代表的な遺跡1」松田 功(斜里町立知床博物館学芸員)
    • 「縄文早期の代表的な遺跡2」涌坂 周一(羅臼町教育委員会郷土資料室長)
    • 「縄文前期」熊谷 仁志(財団法人北海道埋蔵文化財センター第2調査部第4調査課課長)
    • 「縄文前期の代表的な遺跡1」松田 功
    • コラム「朱円式土器」松田 功
    • コラム「北海道における石斧の産状について」合地 信生(斜里町立知床博物館学芸員)
    • 「縄文前期の代表的な遺跡2」涌坂 周一
    • 「縄文中期」豊原 熙司
    • コラム「常呂川河口遺跡とシュマトカリペツ9遺跡の押型文土器」武田 修(北見市ところ遺跡の森所長)
    • 「縄文中期の代表的な遺跡1」松田 功
    • コラム「焼けた伏屋式平地住居」宮本 長二郎(別府大学客員教授)
    • 「縄文中期の代表的な遺跡2」松田 功
    • コラム「火災住居跡から縄文文化を考える」村本 周三(総合研究大学院大学博士課程)
    • コラム「保存処理」田口 尚(財団法人北海道埋蔵文化財センター第1調査部第1調査課課長)
    • 「縄文前期の代表的な遺跡3」涌坂 周一
    • コラム「羅臼式土器」涌坂周一
    • 「縄文後期」福田 正宏(東北芸術工科大学専任講師)
    • 「縄文後期の代表的な遺跡1」松田 功
    • コラム「河野広道と朱円環状土籬などのこと」河野 本道(文化人類学者・國學院短期大学研究員)
    • コラム「石棒と青銅短剣」西脇 対名夫(北海道教育委員会事務職員)
    • 「縄文後期の代表的な遺跡2」松田 功
    • 「縄文晩期」福田正宏
    • コラム「ピラガ丘遺跡秋山地点火葬人骨」石田 肇(琉球大学教授)
    • 「縄文晩期の代表的な遺跡」松田 功
  • 続縄文文化
    • 「続縄文文化」熊木 俊郎(東京大学准教授)
    • コラム「砂丘の遺跡の思い出」皆川 洋一(財団法人北海道埋蔵文化財センター第2調査部第2調査課主査)
    • 「続縄文文化期の代表的な遺跡1」松田 功
    • 「続縄文文化期の代表的な遺跡2」涌坂 周一
  • 擦文・オホーツク・トビニタイ文化
    • 「擦文・オホーツク・トビニタイ文化」宇田川 洋
    • 「擦文文化期の代表的な遺跡」松田 功
    • 「オホーツク文化期の代表的な遺跡」涌坂 周一
    • コラム「ウトロ遺跡神社山地点出土のオホーツク文化人骨」石田 肇
    • コラム「骨角器」高橋 健(東京大学助教)
    • コラム「東京大学考古学研究室の知床半島調査」藤本 強(東京大学名誉教授)
    • コラム「ウトロ遺跡神社山地点」西本 豊弘(国立歴史民俗博物館教授)
    • コラム「オホーツク文化の木製品」涌坂 周一
    • 「トビニタイ文化期の代表的な遺跡」涌坂 周一
    • コラム「知床のヒグマに関わる文化財」佐藤 孝雄(慶應義塾大学准教授)
    • コラム「ウトロ遺跡神社山地点出土のオホーツク文化人骨」石田 肇
    • コラム「遺跡出土魚骨とその分類方法」新見 倫子(名古屋大学博物館准教授)
  • アイヌ文化
    • 「アイヌ文化」宇田川 洋
    • 「アイヌ文化期の代表的な遺跡」松田 功
    • コラム「知床のチャシ」宇田川 洋

第8巻「知床の地質」

2009年発行、北海道新聞社、221 pp、1,890円、ISBN 978-4-89453-458-2

目次

  • 知床半島の生い立ち
    • 「知床半島の生い立ち」後藤 芳彦(室蘭工業大学准教授)
    • コラム「知床岳」合地 信生(斜里町立知床博物館学芸員)
    • コラム「オホーツク海と流氷」合地 信生
  • 羅臼岳
    • 「羅臼岳」後藤 芳彦
    • コラム「メノウ」合地 信生
    • コラム「知床岬」合地 信生
  • 知床五湖
    • 「知床五湖」後藤 芳彦
    • 「知床五湖の古環境変遷」松田 功(斜里町立知床博物館学芸員)
    • 「知床五湖の形成史」後藤 芳彦
  • 二つ池
    • 「二つ池」後藤 芳彦
    • 「ゴジラ岩」合地 信生
  • 知床硫黄山
    • 「知床硫黄山」後藤 芳彦
    • 「歴史時代の硫黄噴出」勝井 義雄(北海道大学名誉教授)
    • コラム「知床硫黄山中腹爆裂火口」合地 信生
    • 「古文書に記載された知床硫黄山とその採掘」豊原 熙司(文化財サポート有限会社)
  • 天頂山
    • 「天頂山」後藤 芳彦
    • コラム「化石」合地 信生
  • 遠音別岳・知西別岳・羅臼湖
    • 「遠音別岳・知西別岳・羅臼湖」後藤 芳彦
  • 知床連山
    • 「知床連山」後藤芳彦
    • コラム「オシンコシン岬の縞状貫入岩帯」後藤 芳彦
  • 斜里岳・海別岳
    • 「斜里岳・海別岳」舟山 淳(パシフィックコンサルタンツ株式会社)・合地 信生
  • 斜里平野
    • 「斜里平野」合地 信生
  • 温泉
    • 「温泉」合地 信生

第7巻「知床の植物2」

2007年発行、北海道新聞社、240 pp、1,980円、ISBN 978-4-89453-376-9

目次

  • 海岸の植物
    • 「海岸の植物」内田 暁友(斜里町立知床博物館学芸員)
    • 「知床半島と国後島の海岸植物」佐藤 謙(北海学園大学教授)
    • 「知床半島におけるシカの増加と植物の保全活動」石川 幸男(専修大学北海道短期大学教授)
    • コラム「自然界にバランスはあるか」小平 真佐夫(知床財団保護管理研究係長)
  • 森林の植物
    • 「知床半島の森林植生」石川 幸男・佐藤 謙
    • コラム「植物の種の命名と学名」石川 幸男
    • 「進行混交林の動態」久保田 康裕(鹿児島大学助教授)
    • コラム「林冠におけるギャップ動態」久保田 康裕
    • コラム「知床に木を植える」橋本 勝(造園橋本代表)
  • 希少植物の生活史
    • 「厳しい環境が育む知床の希少植物」丹羽 真一(さっぽろ自然調査館)
    • コラム「レッドデータブックと希少種のカテゴリー」丹羽 真一
    • コラム「海岸の希少植物、エゾノヨモギギク」丹羽 真一
    • コラム「希少植物の個体群調査」丹羽 真一
    • コラム「植物分布データから見た知床の特徴と重要性」渡辺 修(さっぽろ自然調査館)
  • 知床のスミレ
    • 「知床のスミレ」内田暁友
  • 見分け図鑑—知床のセリ科とツツジ科—
    • 「知床のセリ科図鑑」渡辺 修
    • 「知床のツツジ科図鑑」渡辺 修
  • 植物と動物
    • 「ハイマツと動物たち」斉藤 新一郎
    • 「花を訪れる昆虫たち」丹羽 真一
    • コラム「花蜜の量」丹羽 真一
    • コラム「多様な群落ほど有効な訪花昆虫」丹羽 真一
    • コラム「寒冷地を代表する訪花昆虫、マルハナバチ」丹羽 真一
    • コラム「野外で実際に観察してみよう」丹羽 真一

第6巻「知床の植物1」

2005年発行、北海道新聞社、240 pp、1,980円、ISBN 4-89453-334-0

目次

  • 「羅臼岳」石川 幸男(専修大学北海道短期大学教授)
  • コラム「優先度と群度」石川 幸男
  • 「知床硫黄山とシレトコスミレ」植木 玲一(北海道斜里高等学校教諭)
  • 「羅臼湖」浅沼 孝夫(知床在住)
  • 「シダ植物が魅せる知床半島」佐藤 利幸(信州大学教授)
  • 「知床の植物」佐藤 謙(北海学園大学教授)
  • 「高山植物」佐藤 謙
  • 「保護への提言」佐藤 謙
  • 「知床岳と知床岬」鮫島 惇一郎(自然環境研究室主宰)

第5巻「知床の昆虫」

2004年発行、北海道新聞社、240 pp、1,980円、ISBN 4-89453-277-8

目次

  • 「知床の蝶」進 基(北網圏北見文化センター学芸研究員)・柳谷 卓彦(北網圏北見文化センター学芸員)・松田 功(斜里町立知床博物館学芸員)
  • 「知床の蛾」川原 進(日本蛾類学会会員)・鳥倉 英徳(北海道中央農業試験場)
  • 「オサムシ」堀 繁久(北海道開拓記念館学芸員)
  • 「カミキリムシ」堀 繁久(同上)
  • 「エンマムシ」大原 昌宏(北海道大学総合博物館助教授)
  • 「フン虫」塚本 珪(平安女学院大学教授)
  • 「ゴミムシ」加藤敏行(日本鞘翅学会会員)
  • 「アリ」喜田和孝(丸瀬布町昆虫生態館学芸員)
  • 「トンボ」広瀬良宏(国立感染症研究所筑波医学実験用霊長類センター研究員)
  • 「バッタ、キリギリス」伊藤 元(北海道大学農学部昆虫体系学教室大学院生)
  • 「昆虫の諸問題」岩崎 暁生(北海道病害虫防除所)・喜田 和孝
  • 「知床の昆虫の多様性」堀 繁久
  •  

第4巻「知床の魚類」

2003年発行、北海道新聞社、240 pp、1,890円、ISBN 4-89453-254-9

目次

  • 「知床の淡水魚」小宮山 英重(野生鮭研究所所長)
  • 「知床の海水魚」中川 秀人(知床魚類研究会)・野別 貴博(独立行政法人東北区水産研究所八戸支所・知床魚類研究会)・菊地 朋和(宮城県漁連・知床魚類研究会)

第3巻「知床のほ乳類2」

2001年発行、北海道新聞社、232 pp、1,980円、ISBN 4-89453-148-8

目次

  • 「ヒグマ」岡田 秀明(知床自然センター管理事務所研究員)・山中 正実(斜里町環境保全課自然保護係長・研究員)
  • 「エゾクロテン」村上 隆広(北海道大学大学院獣医学研究科研究生)
  • 「エゾリス」森 信也(前斜里町教育委員会教育長)
  • 「エゾモモンガ」増田 泰(知床博物館学芸員)

第2巻「知床のほ乳類1」

2000年発行、北海道新聞社、232 pp、1,890円、ISBN 4-89453-081-3

目次

  • 「エゾシカ」岡田 秀明(知床自然センター管理事務所研究員)・鈴木 正嗣(北海道大学大学院獣医学研究科助教授)・増田 泰(知床博物館学芸員)・梶 光一(北海道環境科学研究センター野生生物科長)
  • 「キタキツネ」塚田 英晴(農林水産省草地試験場生態部家畜生態研究室)
  • 「エゾタヌキ」増田 泰(知床博物館学芸員)
  • 「海の哺乳類」石名坂 豪(北海道大学大学院獣医学研究科)・宇仁 義和(知床博物館学芸員)
  • 知床半島の哺乳類リスト

第1巻「知床の鳥類」

1999年発行、北海道新聞社、232 pp、1,980円、ISBN 4-89453-020-1

目次

  • 「海の鳥」福田 佳弘(日本鳥類標識協会会員)
  • 「山の鳥」松田 光輝(知床自然センター研究員)
  • 「シマフクロウ」竹中 健(北海道大学地球環境科学研究科)
  • 「オジロワシ」白木彩子(北海道大学地球環境科学研究科)
  • 「オオワシ」中川 元(斜里町立知床博物館館長)
  • 知床の鳥類相の特徴と研究史
  • 知床半島で確認された鳥類リスト
  • 知床半島に生息する希少鳥類
 
shuppan/library.txt · 最終更新: 2014/07/13 14:34 (外部編集)