津軽藩士死没者の供養碑

この碑は1807(文化4)年におきた津軽藩士殉難者の慰霊のために1812(文化9)年、前田久太郎、尾本太吉、惣番人中を施主として下町に建立された。一体は1894(明治27)年に皆月寺(後の西念寺)に安置したが、1952(昭和27)年に町民公園に移された。もう一体は、大正年代の初期(1912–16)に当時下町にあった禅龍寺に安置したが、1917(大正6)年に朱円の日蓮宗説教所境内に移され、1923(大正12)年に日照寺へ再移設された。ともに材質は花崗岩で、高さ124 cm、巾48 cm、奥行33 cmである。

名称津軽藩士死没者の供養碑
つがるはんししぼつしゃのくようひ
種別有形
指定1982(昭和57)年7月1日
場所本町49-2町民公園、朝日町4-2日蓮宗日照寺
所有者斜里町、日照寺

主な交通機関

JR知床斜里駅より自転車10分または徒歩20分

参考

  • 特別展図録
    • 第3回特別展図録「斜里—下町の歴史散歩—」
    • 第13回特別展図録「近世の斜里」
 
shizen_rekishi/bunkazai/kuyohi.txt · 最終更新: 2010/04/30 14:42 by uchida