津軽藩士シャリ陣屋跡
1807(文化4)年、幕府より斜里地方の沿岸防衛を命ぜられた津軽藩は7月から藩士100名が駐屯して沿岸警備にあたった。このとき斜里前浜に建てられた陣屋3棟(3間x12間2棟、3間x10間1棟)の場所を「松前詰合日記」から推定し史跡としたものである。警備での越冬期間中、浮腫病の蔓延により藩士は次々と死亡した。翌年故郷の津軽へ帰還した藩士はわずかに17名にすぎず、現在「津軽藩士殉難事件」として知られている。
名称 | 津軽藩士シャリ陣屋跡 つがるはんししゃりじんやあと |
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種別 | 史跡 |
指定 | 1987(昭和62)年7月1日 |
場所 | 本町52-24 |
主な交通機関
JR知床斜里駅より自転車7分または徒歩15分
参考
- 特別展図録
- 第3回特別展図録「斜里—下町の歴史散歩—」
- 第13回特別展図録「近世の斜里」