特別展講演会「アイヌ語地名から探る斜里平野・1万年の歴史」

特別展「斜里平野の魅力」に伴う特別講演会を開催します。

講演会:「アイヌ語地名から探る斜里平野 1万年の歴史」

この講演では、斜里に残る「シュマトゥカリ」という不思議なアイヌ語地名を手がかりとして、アイヌの人たち、そして人類はいつから斜里平野に住んでいたのか?という大きな問題にふれていきます。
マンモスを追ってきた旧石器人、気候の温暖化に適応して土器を発明した縄文人、オホーツク海からやってきたオホーツク文化人、さまざまな人類が混じり合い、変容し、交流した斜里平野は、日本列島のなかで、実はもっとも興味深い歴史を秘めた場所なのです!自然と人間がつくってきた1万年以上前の氷河期からたどる斜里平野の「景観(ランドスケープ)」の歴史をのぞいてみましょう。

日時:11月25日(土) 開演 13:30 ~ 15:00 頃

場所:博物館本館 2 階 映像展示室

料金:無料(※要事前申し込み/定員30名)

講 師:小野有五さん
北海道大学名誉教授、1948年東京都生まれ。専門は地理学(理学博士)。「たたかう地理学」(2013年)で日本地理学会賞、日本人文地理学会賞を受賞。

その他:講演会終了後に特別展のミニレクチャーを行います( 希望者 )。