郷土学習シリーズ
1979–1998年発行、170×170 mm、28–76 pp、カラー、400–500円。博物館で作成した小さな知床ガイドです。ミュージアムショップで販売しているほか、知床博物館協力会で通信販売も承ります。
第1集 知床の蝶
1979年発行、28 pp、400円
目次
- 知床の自然と蝶
- アゲハチョウ科
- シロチョウ科
- ジャノメチョウ科
- タテハチョウ科
- シジミチョウ科
- セセリチョウ科
- 蝶の習性
- 個体による相異
- 蝶の分布
- 知床の蝶生態一覧
第2集 斜里海岸の植物
1980年発行、36 pp、500円
目次
- 斜里の自然と植物
- センリョウ科
- ブナ科
- タデ科
- ナデシコ科
- キンポウゲ科
- モクレン科
- ケシ科
- アブラナ科
- ユキノシタ科
- バラ科
- マメ科
- フウロソウ科
- カエデ科
- ブドウ科
- スミレ科
- ミソハギ科
- アカバナ科
- セリ科
- モクセイ科
- ヒルガオ科
- シソ科
- ナス科
- アカネ科
- スイカズラ科
- キキョウ科
- キク科
- オモダカ科
- イネ科
- カヤツリグサ科
- ユリ科
- アヤメ科
- 斜里海岸の植物観察ガイド
- 斜里海岸の植物開花期一覧
第3集 知床の野鳥観察
1981年発行、48 pp、500円
目次
- 知床野鳥観察ガイドマップ
- 野鳥観察入門
- 身近な野鳥に親しもう
- 斜里市街地周辺の森や林で見られる野鳥
- ウトロ市街や周辺の森で見られる野鳥
- 畑や放牧地、防風林や雑木林で見られる野鳥
- 斜里前浜や斜里川河口で見られる野鳥
- 休日にはリュックを背負って出かけよう
- 知床五湖、トーツル沼で見られる野鳥
- 以久科原生花園などの海岸草原で見られる野鳥
- 渓流で見られる野鳥
- ウトロ港から知床岬までの船上観察
- 天然記念物の鳥
- 知床の野鳥渡来時期一覧
第4集 知床の高山植物
- 初版1982年発行、60 pp、500円
- 第2版2013年発行、95 × 172 mm、80 pp、500円
目次
- はじめに
- 目次
- この本のつかい方
- 用語解説
- 黄色い花
- 白い花
- 赤い花
- 青い花
- 緑色の花
- 目立たない花
- おわりに
- 参考文献
- 和名索引
- Index to Botanical Names
第5集 シマリスの四季
1983年発行、44 pp、500円
目次
- 春
- 夏
- 食べ物
- 麦畑へ
- 秋
- 森の住人
- 冬
- 四季
- シマリス・ノート
第6集 知床半島西岸の地名と伝説
1984年発行、48 pp、500円
目次
- 先人のあしあと
- 地名と伝説
- 一口メモ
- さくいん
第7集 知床の気象
1985年発行、52 pp、500円
目次
- 春
- 雪どけ
- フェーン現象
- しんきろう
- 逃げ水
- 桜前線
- 海陸風
- 砂嵐
- 霧
- 夏
- えぞつゆとオホーツク高気圧
- 盛夏
- 秋
- 台風
- 集中豪雨
- 強風
- 移動性高気圧
- 紅葉前線
- 冬
- 西高東低
- 雪の結晶
- 積雪
- 流氷
- 流氷としばれ
- 凍る海オホーツク海
- 海氷の形成
- 偏光写真
- 放射冷却と霧
- 窓霜・樹氷
- 雲
- 色彩
- 気象観測
- 天気ことわざ
- 気象統計
第8集 地名探訪しゃり
1986年発行、48 pp、500円
目次
- アイヌ語地名を訪ねて
- トープッからシャリ(海岸道)
- シャリからオタウニ(斜里山道)
- シャリからサルマ川流域
- シャリからルチシ(越川山道)
- ウナペッからフンペオマペッ(海岸道)
- 地名の変遷
- 地名さくいん
第9集 アイヌ文化・草と木樹
1987年発行、48 pp、500円
目次
- アイヌ文化のはじまり
- 神々とともに
- 草と木樹
- アイヌ語名さくいん
第10集 知床の哺乳類
1988年発行、48 pp、500円
目次
- エゾシカ
- エゾヒグマ
- 鰭脚類(トド・オットセイ・ゴマフアザラシ・クラカケアザラシ・ゼニガタアザラシ・ワモンアザラシ・アゴヒゲアザラシ)
- クジラ類(ミンククジラ・ネズミイルカ・イシイルカ・カマイルカ)
- キタキツネ
- エゾタヌキ
- テン・イタチ類(エゾクロテン・ホンドイタチ・エゾオコジョ・イイズナ・ニホンカワウソ・ミンク)
- エゾユキウサギ
- エゾリス
- エゾモモンガ
- エゾシマリス
- ノネズミ類
- トガリネズミ類
- 知床の自然と哺乳類
- さくいん
第11集 知床半島の生い立ち
1989年発行、52 pp、500円
目次
- 日本近海のプレート運動
- 北海道の地質
- 北海道の南北と東西の構造体
- 知床半島の地質
- 忠類層
- 奥蘂別(オクシベツ)火砕岩層
- 越川層
- 幾品層・ウトロ層
- 知床岬層
- 野外調査から海底火山の復元
- 化学分析から火山活動の復元
- 陸上の火山活動
- 千島火山帯の雁行
- 北海道・知床の地質発達史
- 神居古潭構造体と道南の花崗岩
- 炭田と日高変成帯
- オホーツク海の拡大
- 知床の火山活動
- 現在も生きている知床硫黄山
- 知床硫黄山の噴火史
- 知床硫黄山昭和11年の活動
- 噴気孔と隆起地形
- 噴気孔分布調査
- 噴気孔分布と応力場
- 温泉の川とカムイワッカ
- 火山と地震の関係から噴火予想
- 羅臼岳登山道の地質観察
- 斜里からルシャまでのオホーツク海沿岸地質観察
- 道東の地質観察
- トドワラ
- 白滝・置戸の黒曜石
- 常呂の赤色チャート
- 浜頓別の金鉱床
第12集 オジロワシとオオワシ
1990年発行、48 pp、500円
目次
- 形態
- 骨格
- 羽毛
- 分布
- オジロワシ
- オオワシ
- 繁殖
- オジロワシ
- オオワシ
- 食性
- 渡りと越冬
- 野外観察
- 野外識別
- 文献
- オジロワシとオオワシの保護
第13集 知床海岸の花100
1991年発行、48 pp、500円
目次
- 知床海岸の自然
- [100種の解説]
- さくいん
第14集 ウトロの自然と歴史
1992年発行、48 pp、500円
目次
- ウトロの地形と地質
- 越川層
- ウトロ層
- ウトロ層のでき方
- 標高60 mの海食台
- 羅臼岳溶岩
- ウトロの地質発達史
- ウトロの生物
- 身近な自然林・国設知床野営場
- オロンコ岩にのこるエゾタンポポ
- オロンコ岩の植物
- キタキツネと観光客
- シカの交通事故
- 流氷とアザラシ
- 断崖地形と海鳥
- ウトロの歴史と産業
- 遺跡
- 遺跡と古環境
- ウトロに残るアイヌ語地名
- 和人の最初の足跡
- 遠音別村誕生
- 戸長と戸籍調査
- 漁業の歴史
- 自然の良港ウトロ港
- 流氷と漁業
- 漁業作業
- 入植の始まり
- 入植当時の農業
- ウトロと岩宇別の開拓
- 現在の農業
- 交通の発達
- 観光とウトロ
- 温泉と観光
- ウトロ周辺の観察
- チャシコツ崎
- 地形と地質
- 遺跡
- 海食台と潮だまり
- オロンコ岩・三角岩
- 地形と地質
- オロンコ岩とアイヌ民話
- ウトロ市街
- 遺跡
- 昔の街なみ
- 海辺の植物
- 外来植物
- 幌別
- 地質と海鳥
- 気象
第15集 斜里岳の自然—生いたちと高山植物—
1993年発行、48 pp、500円
目次
- 斜里岳の位置
- 火山とプレート運動
- 斜里岳清里コースのルートマップ
- 登山道の自然観察
- 登山口
- 摩周火山灰
- 斜里岳火山活動の種類
- 仙人洞
- 下二股
- 水蓮の滝・羽衣の滝・方丈の滝
- 見晴らしの滝・竜神の滝・七重の滝・霊華の滝
- 男鹿の滝
- 見上げ石
- 褐鉄鉱
- 山小屋から下二股・上二股までの植物
- 上二股から馬の背
- 馬の背のでき方
- 馬の背から頂上のお花畑
- 斜里岳頂上
- 竜神の池
- 熊見峠
- 斜里岳の生いたち
- 斜里岳周辺の地層と火山
- 溶岩の顕微鏡観察
- 鉱物と化学組成
- 斜里岳と羅臼岳
- 斜里岳の形成史
- 阿寒・知床火山の生いたち
- 斜里岳の植物
- 深い沢
- お花畑
- 斜里岳の四季
第16集 磯の生物(チャシコツ崎の自然観察)
1994年発行、60 pp、500円
目次
- 磯へ行こう!
- 潮の満ち引き
- 厳しい磯の環境
- 命を育む潮だまり
- 磯の四季
- 水中メガネでのぞいてみよう!
- どこにいるかな
- 海の生き物
- 腔腸動物(イソギンチャク・クラゲ)
- 有櫛動物(クシクラゲ)
- 環形動物(ゴカイ・ウロコムシなど)
- 節足動物(カニ・ヤドカリ・エビ・フジツボなど)
- 軟体動物(貝・ウミウシ)
- 棘皮動物(ウニ・ヒトデ・ナマコ)
- 原索動物(ホヤ)
- 脊椎動物(魚類)
第17集 知床国立公園指定30周年記念 知床の人と自然
1994年発行、76 pp、品切れ
目次
- 地形と環境(半島の形成/火山の活動/地形/河川/湿原/気象)
- 植物(植物相、高山植物/登山案内)
- 動物(アイヌ民族の自然観/ヒグマ/エゾシカ/キタキツネ/鳥類相/オオワシ/オジロワシ/シマフクロウ/他の鳥類/海の動物/人と野生動物/調査活動/傷病鳥獣の保護)
- 流氷(成因/生活/観光)
- 人の営み(遺跡/オホーツク文化/アイヌ民族/和人の見た知床/漁業の歴史/岩尾別開拓)
- 人と自然環境(人の活動と自然/教育活動/知床100 m2運動/知床国立公園の指定/保護と利用/知床への期待)
第18集 オホーツク・知床のさかな
1996年発行、52 pp、500円
目次
- おかさなマップ
- 斜里沿岸海域の特徴
- 変化に富んだ環境
- 流氷と宗谷暖流
- 斜里の漁業
- 魚は何を食べているか
- 魚の体
- 定置網にかかる魚
- 春から夏(ホッケなど)
- 夏から秋(サケなど)
- 刺し網にかかる魚
- カレイ刺し網(水深約50 m以浅)
- キチジ刺し網(水深約400 m以深)
- 地曳き網(砂浜)にかかる魚
- 磯(潮だまり)の魚
- ホタテ桁網にかかる魚
- 知床の魚、大集合
- 1994–1995年斜里沿岸魚類調査確認魚種リスト(索引)
第19集 斜里海岸砂丘の自然—野外博物館へようこそ—
1997年発行、60 pp、500円
目次
- 知床の森へようこそ
- 砂丘の四季
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
- 砂丘の森と気象
- 流氷のくる森
- 砂丘の地質を知ろう
- オホーツク海の砂丘
- 砂丘の砂はどこから
- 砂丘の古環境
- 海面変動と砂丘
- 珪藻化石
- 砂丘の植生変化と花粉化石
- 涛釣沼の生い立ち
- 砂丘の森の古環境の変遷
- 斜里海岸砂丘の現在
- オホーツクの海辺から森へ
- 海辺・動き続ける砂
- 海岸草原
- 低木林
- 高木林
- ガッタンコ湿原
- 涛釣沼(トウツル沼)
- 砂丘とさまざまな生き物たち
- 砂丘と生物多様性
- 砂丘の森と鳥
- 砂丘の森と哺乳類
- 失われた(?)哺乳類
- 砂丘の森の昼
- 砂丘の森の夜
- 動物たちの森づくり
- 砂丘の森と人のくらし
- 砂丘の森に住んだ人達
- 古代人のくらし方
- 砂丘に発達した道と街
- 森は自然の博物館
- 発見の森
第20集 斜里・知床の近代化遺産
1998年発行、48 pp、500円
目次
- 終戦の頃の斜里平野
- 交通遺産〜海運から鉄道へ
- 現存する旧駅逓所
- 旧国鉄根北線越川橋梁
- 根北線の計画と工事
- 戦後の根北線
- 戸井線と士幌線
- 士幌線の工事記録
- 知床硫黄山硫黄採掘跡
- 江戸時代の知床硫黄山
- 明治時代〜鉱山経営の始まり
- 昭和11年の噴火と硫黄採掘
- 今に残る硫黄採掘跡
- 工業遺産〜でんぷん工場と水車
- でんぷん生産工程
- 開拓と農業遺産
- 三井農林斜里事務所『迎賓館」
- 市街地の近代建築物
- 元木金物店店舗
- 旧斜里商業組合倉庫
- 旧役場庁舎
- 商店と住宅
- 近代化遺産の保護